色々考えさせられた。

Lithiumさんのエントリより。

昨日、テレビ朝日「母子病棟〜壮絶なる愛と別れの記録 」という番組を見ました。重い難病を背負った子どもとその家族を追いかけるドキュメンタリー番組だったのですが、どんなにつらくても一生懸命に生きる子どもとそれを支える家族の絆を見て感動しました。

オレも見ました。
こう言うのね、全然ダメ。
普通に見ていられない。
涙無しに見られませんでした。


Lithiumさんとこにコメントした通りなんですが、元来この手には弱いんですよね…。
自分に子供が出来てからなお一層弱くなりました。

世間では高齢出産を奨励するような風潮になっていますが、やっぱり高齢出産ってリスクが大きいのです。
子供にも、母親にも。
ウチは高齢出産でした。
それだけにウチの子が出来た時に、色んな事が心配でした。
心配のあまりお腹に居る時に、有る程度の障害の有無を検査しようとしましたが、産婦人科の先生にウチの奥さんが言われたそうです。
「もし障害が有ったとして、実際に今生きているこの命をどうするの?検査したところで、それを知ったところでどうするの?」って。
もうね、とてもショックでした。
何というか、子供の事を心配する振りして、自分のこと心配していたんだなぁって。
その辺の考え方については賛否両論有ると思いますが、少なくともオレはとても感銘を受けましたよ。

幸いに(と言うのもアレだけど)ウチの子は五体満足で生まれて、今も元気に育っています。

でも、もし、障害を持って生まれてきていたとしたら、あの番組に出てきた父親達のように居られるのか?
これから大病をした時に、あの母親達のように強く居られるのか?

全然自信はないです。
でも、子供は頼るところは親しかないんですよね。

とにかく、親は大きな存在で子供を守ってあげなければならないんだなぁと。

もっともっとしっかり「親」を全うしなければならないと思った番組でした。

  1. この番組は見ていませんけど、うちの甥(弟の息子)は足に欠損障害があるので、それに関しては運命めいた物を感じてしまいます。
    父親である弟は、僕にとっては人間としてどうしようもないやつでしたけど、甥が生まれてからは子に教わると言うか、明らかに更生しているのが分かります。今となれば、甥が障害を持って生まれたと言う事自体も、偶然じゃないのかもなぁ、とか思ったり。弟は生活力がなかったので、3歳くらいまでは僕も含めて、周りで寄ってたかって育ててると言う感じでしたが、5歳になった今は、まるでずーっと昔からそうであったように、健全な親子関係に見えます。結果論であって、当事者として楽天的であった訳ではありませんけど。
    もし、そういう子供が産まれたら、それはそれで真っ当な神経の人間なら、その事実を受け入れて愛するしかない(し、愛せる)んじゃないでしょうかね。それは特別な事でも何でもないと思いますよ。

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