俗に言う「バリアフリー」の足りないところ。

子供が生まれてベビーカーを利用する事が多くなってからと言う物、俗に言う「バリアフリー」って物がどれだけダメな物かってのがよく分かった。
例えば新宿駅。
京王線からJRへの乗り換えにエレベーターを利用しようとしても、京王のエレベーターとJRのエレベーターを利用するためにどの出口から出て移動するのがベストなのかは全く分からない。
(言ってる意味わかる?)
最近はホームとかに「どの車両に乗ると階段、エレベーターが近いですよ」的な案内板が有るけど、他社線に乗換をして、かつエレベーター、エスカレーターを使うのはここが良いんですよ。って言う案内板は無い。
路線検索アプリってのも沢山出ているけど、この手の情報が有るアプリは(オレの知る限りは)無い。
ベビーカー如きでこの有様なんだから、車椅子を使っている人なんかはもっと不便な事だろう。
そりゃ出掛けるのも面倒になるよな。

随分前に読んだニュースを思い出したので引用。

神戸自律移動支援プロジェクトとは、身体的状況や年齢、言語などを問わず、誰でも必要な情報を利用できるよう、ユビキタス技術を活用した情報提供をすることを目的に実施されている実証実験。2008年度は国土交通省近畿地方整備局と神戸市保健福祉局が連携し、三宮駅周辺、南京町や神戸空港を結ぶエリアにおいて行われている。

実験の内容は大きく2つ。1つは、車椅子やベビーカーの人に合ったルートを案内するもの。もう1つは、GPSに加えてIMES技術とよばれる位置特定技術を用い、屋外だけでなく屋内でも現在位置を特定し、神戸市中央区三宮の地下街「さんちか」や神戸空港内にある店舗まで音声で案内するというものだ。

引用元: 「車椅子」「ベビーカー」のための最適経路、KDDIとナビタイムが実証実験:モバイルチャンネル – CNET Japan.

こう言うの、全国展開して欲しいモンだ。
我が家はそろそろベビーカーの出番は減ってきそうだけど、やっぱこの手の情報は有って然るべきだと思う。
ベビーカーみたいな一過性の不便だったらまだ良いけど、車椅子の人みたいに恒常的に不便が続くのはアレだし。
外出しやすい世の中。公共機関が誰にとっても「公共」の機関である為には必須の情報だとオレは思うのです。

それにつけても、鉄道各社。
他社と連携しないバリアフリーはただの自己満足だよ。
交通機関・公共機関なんだから「Door to Door」でのバリアフリーを考えないと意味ないと思う。
と、急にそんな事を思ってみたり。

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